最愛の人が亡くなったら

お互い別れることは考えられない
どんなことがあっても心がつながれるひと
年齢の順にいけば、
私より先に死んでしまう
考えただけで頭がおかしくなるほど
居ない人生なんて考えられない
愛しい存在のおかげで
生きていられて
生きていようと思えた

最愛のひとが居なくなってしまったら
その日がきたらどうすれば?

例えば、心が通いあってないひとが
亡くなってもきっと涙はでない

「人が死んで、泣くのは、自分にとって都合が悪いからだよ…」

先に亡くなることを見越して
残された人が寂しくならないように
不安を取り除いてくれる言葉をかけてくれる

それなのに、あの言葉の意味がやっとわかったと
いつも時間がかかってしまってばかり。

“自分にとって都合が悪いから泣く”

この言葉の意味がまだうまく受け入れられていない
けれど、なんとなく、なんとなく、わかる

「君が、実際に経験したときに解ることだよ」
「君がその時に、泣かなくても、薄情とは言えないよ」
「泣き続けてしまうなら、泣き続けたら
時間と現実が立ち直させてくれるよ」

使い古された手垢のついた言葉と、
私だけに、あなただけに、向けられた言葉で
どうか、生き続けられますように。